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2006年10月20日 (金)

ベトナム人の目から見た日本3

連れ合いと、日本の子供たち、親たち、教育の話になりました。
今の日本は子供たちが少なくて、大事にされすぎて、我慢がなくなっていると連れ合いは言います。勉強を押し付けるのはよくない。だから、好きにさせる。結果として、じっと座っていることもできなくなっている子供。
日本人は、今が幸せだったら良いと考えているんでしょ?と連れ合いは切り込む。私が子供のときにはそうではありませんでしたが、今はそうなのかもしれません。そのとき、そのときの子供の思いを大事にしているようで、長い目で見ると子供をだめにしているのかもしれない。
連れ合いは、今世界では中国人とベトナム人の子供が一番優秀と主張する。ポーランドではベトナム人コミュニティーの子供が一番勉強ができ、ポーランド人の子供と格差ができている。これは、ベトナム人の親たちが、教育熱心で、子供のわがままを認めないからだと。
個性の尊重と言われて久しいけれど、自由にさせることが必ずしも個性を育てることにはならないのではないような気がします。厳しいしつけや規則があってこそ、個性が輝くこともあるのでは。

この記事を書いた後に似たようなテーマでの記事を見つけました。こちらはどちらかというと批判的、
http://www.vinapark.com/blog/mt/archives/001085.html

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コメント

ポーランドについて、誤解があると思われましたので、ちょっとコメントさせていただきたいと思います。
ポーランドでベトナム人のコミュニティーがあるのは、首都ワルシャワの、ヴィスワ川右岸の「プラガ」という地区です(ちなみにチェコ語では「右岸」は「プラハ」と発音します。)。
ここはいわゆる貧民街で、ポーランド人の低所得者層と、ベトナム人などアジア系やアフリカ系の人々(多くは不法移民)が住んでいます。
したがって、プラガの公立学校でのポーランド人子供達の学力レベルはポーランド国内のほかの地域の子供達に比べてかなり低く、結果相対的に学校内でのベトナム人の子供達の学力が高くなっているのは事実ですが、ポーランド全体の子供の学力レベルと比較すると、ベトナム人が特に優秀というわけではありません。
ベトナム人の親のほうが教育熱心なのは、プラガ地区での現象であって、しかも相対的なものです。
ですから、プラガ地区のベトナム人の子弟が同地区のポーランド人の子弟より相対的に優秀でも、それをもって何かを論じるのは控えたほうがよろしいのではないか、と思います。

投稿: ppb | 2006年10月22日 (日) 03時23分

ppbさん、記念すべき初コメントどうもありがとうございます。
ポーランドのベトナム人コミュニティーの情報についても連れ合いはベトナム語のウェブから仕入れていると思いますので、リンクを張った情報でも書かれているのと同様に、ベトナム人に良くありがちな針小棒大な発言かもしれません。こちらとしても、一方的に言われていたので、こういう話もあるよと言ってみます。が、多分、あんまり受け入れないでしょうね。なんと言ってもベトナム語の情報がまず一番みたいなところがあって、これが英語の情報であれば共有できるのですが。
元々、この記事の意図としては、日本の子供たちが堪え性がなくなっているというところで、これは直接見聞きした感想です。こちらの方は、確かにそういうところがあるかなと思わざるを得ないのが現状ですね

投稿: はっぱ | 2006年10月22日 (日) 08時11分

突然のコメントで失礼しました。
ご主人が自らの民族に誇りを持つのは決して悪いことではありませんが、限られた情報源に頼って真偽を見極めずに不特定多数に向かって誤った主張を展開するは、それはあまり良いことではありませんよね。
実はポーランドのベトナム人はベトナム戦争の難民ではなく、旧東ドイツに出稼ぎに出ていた人たちが、ドイツの入管が厳格化したのを嫌ってポーランドに不法入国し、主にワルシャワのプラガ地区に不法残留しているのです。
ポーランド政府は彼らすべてをベトナム本国へ強制送還をするだけの財政的余力がなく、仕方なく在留を黙認している状態です。
また、現地のベトナム人は強力なマフィア社会を構成し、ポーランド人に恐れられています。ベトナム人は嫌われていますが、かといってポーランドの市民が彼らに暴力を振るうことはありません。復讐が恐ろしいからです。ベトナム人は簡単に殺人を犯す上に、仲間内でかくまったり、ベトナム本国に逃がしてしまったりします。
ポーランドのベトナム人不法移民問題は、深刻です。ポーランド政府が本腰を入れない限り、いつかポーランド市民の怒りの爆発が起こるでしょう。幸か不幸かポーランドはナチスに蹂躙された歴史を持つため、ネオナチはまずいないのですが。
ご興味があれば、いつかワルシャワのプラガ地区のスタディオンという旧陸上競技場を訪れてください。このアリーナはヨーロッパ最大の露天市場で、ベトナム人などが、ベトナムや中国から輸入した安い製品を売っています。

本題の話ですが、厳しいしつけや規則はまず家庭が実践するべきものでしょうね。こういうのは学校の役割ではないと思うのです。学級崩壊やいじめというのは、まず家庭での教育に原因があると思います。福岡の事件を見ていて思うのは、ああいう不良教師は昔からいましたが、かといって昔はいまほどいじめが深刻化することはありませんでした。家庭にdisciplineがあったため、子供達は、学校がどうあろうとも、家庭で教わったことを行動規範のよりどころとしたからだと思います。つまり、いじめはいけないと。

投稿: ppb | 2006年10月22日 (日) 15時06分

ppbさん、興味深いコメント、どうもありがとうございます。
ポーランドのベトナム人社会はマフィアが支配するところになっているようですね。私の見るところ、ベトナム人は、遵法意識がかなり希薄な印象を受けます。歴史的に、法よりも共同体内の秩序に従って生きてきたとか、法そのものが民衆を苦しめるように度々改訂され、そんなものに従っていたのでは生きていけないとかの事情があったりもしますが、彼らのマナーやモラルの欠如を見るとそれだけとは言い難いと思っています。しかし、それにしても現地ベトナム人社会全体がマフィアの支配下にあるとなると、ちょっと極端のような気がします。
東欧ではベトナム戦争当時より、ベトナム戦争支援のために土曜日を無給労働として労働力供出させられたりして、ベトナム人自体についても元よりあまり好意を持っていないという話しを聞いております。その上、マフィア化により社会不安の種になっているのであれば、相当に激しい反発が出てくるのも当然かもしれません。
あと、東欧のベトナム人は労働力輸出が存在のベースになっているものと思っていましたが、ppbさんのコメントではそれよりも不法移民がメインとなっているようですね。連れ合いにも確認しましたが、東欧に労働力輸出され、ソ連圏解体の混乱でそのまま居残ったベトナム人がドイツ、ポーランド、ハンガリーといった国に集まっているのは事実のようです。国境の警備が手薄だったのでしょうか?

投稿: はっぱ | 2006年10月22日 (日) 23時52分

現地のベトナム人社会全体とは思いたくありませんが、ポーランドに住んでいるベトナム人の大半が不法移民で、正規雇用に就くことができない以上、生きていくためには社会のマフィア組織に頼るほかないのは、理解できないわけではありません。
もともとポーランドでは、コメコン内で経済的にベトナムに深くコミットしていた旧東ドイツやチェコと異なり、ベトナム人に対する特別な感情はなかったそうですが、先にお知らせしたドイツの入管行政の厳格化に伴い、90年代に旧東ドイツからベトナム人がポーランドに殺到して以来、ポーランド人のベトナム人に対する意識は急速に悪化してしまいました。とても残念なことだと思います。
ワルシャワに行って、ラフな格好をしていると、「ベトナム人ですか?」とよく尋ねられます。「日本人です。」と答えると途端に相手の表情が途端に明るく態度も親切になるので、ちょっと複雑な気持ちにさせられます。試したことはありませんが、もし「ベトナム人です。」と答えたらどういう反応が返ってくるのでしょう…。
旧東ドイツのベトナム人が特にポーランドに集中したのは、長い国境線があってトラックのコンテナなどに入って検問の手薄な国境から比較的簡単に入国できる上に、ポーランドのEU加盟を見越してポーランドに居座った上でEU加盟後になんとか市民権を得てしまおうという思惑があったからだそうです。EUの人権規定の状況を見れば、確かにそれも充分期待できます。さらに、今後2年くらいでポーランドはシェンゲン協定に加盟すると思われます。シェンゲン協定とはパスポート無しで国境を自由に移動できる条約のことです。ですから不法残留しているベトナム人がそう簡単にポーランドを去るとは考えにくいのが現状です。
しかしベトナム本国もドイモイ政策が軌道に乗り、経済は好調なので、ポーランドで資本形成することのできた成功者は積極的にベトナムに戻って事業を起こしたりしているようです。

投稿: ppb | 2006年10月23日 (月) 23時55分

ppbさん、ポーランドのベトナム人を巡る状況についての興味深い情報、どうもありがとうございます。
不法移民が黒社会に頼るのは、おそらくどこでも同じと思います。そもそも不法に残留したり、入国したりしているのですから。
ポーランド(あるいはヨーロッパ)がちょっと特殊なのは、おそらくポーランドへの入国の部分でしょうね。台湾や日本には、少なくとも入るのは一応合法的に入国していることが多いと思われるので。逆に、その後、逃亡して不法残留になるのが問題となっています。
ポーランドのベトナム人について、ネットでどのように記述されているか、二三調べてみました。
合法的滞在者2000千人程度に対し、非合法はその10倍以上の2-4万人という記述が出ていました。あるいは、非合法の滞在者は誰もその性格の数字を知らず、数十万に及ぶという推測もあるそうですが、これはさすがに多すぎると思います。ベトナム人が多いことで知られるフランスやオーストラリアでも20万人程度ですので。

http://www.seibunsha.net/essay/essay44.html

http://blog.goo.ne.jp/ebistrade7/e/c685d3bec1a74230512589b13dd2a464

http://hotangle.jica.go.jp/mideast_euro/pol/


ベトナムの海外派遣労働者に関しての一般的記述は下記を。
http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2006_5/vietnam_01.htm

投稿: はっぱ | 2006年10月26日 (木) 06時01分

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